禁煙セラピー -人気の禁煙本の効果は本当?-

禁煙セラピーってどんな本?

「読むだけで絶対やめられる」と銘打たれている禁煙ガイド本です。

皆さんは「禁煙セラピー」という本はご存知ですか?
日本では1996年に発売に発売され、累計発行部数が100万部を超えるベストセラーになりました。

テレビや雑誌などのメディアでも"読むだけで禁煙ができる本"として、たびたび紹介されており、今では禁煙グッズの一つとして喫煙者の間で広く認知されています。

著者はもともと一日に100本以上吸うヘビースモーカー

禁煙セラピーの著者は、イギリスの禁煙活動家であるアレン・カー氏です。
もともとアレン・カー氏自身も18歳の時から煙草を吸い始めて、ピーク時には一日に80~100本以上吸うヘビースモーカーでした。
紆余曲折を経て、1983年(49歳ごろ)に禁煙に成功すると、自身の体験をもとに自宅で禁煙セラピーを始めました。

著書の『禁煙セラピー』はそこでの禁煙メソッドをまとめたものであり、35か国語以上に翻訳され、今でも世界中で読まれています。

禁煙セラピーの内容とは?

精神力に頼らない独自の禁煙メソッドが書かれています。

禁煙セラピーに書かれている内容は、従来の「強い精神力(自制心)による禁煙」とは違った全く違うアプローチをしています。

本書は、我慢によって禁煙をするのではなく、喫煙する気を萎えさせるための本なのです。
喫煙者が思わずハッとするような名言によって、喫煙したいと思う気持ちをどんどん削いでいきます。
禁煙セラピーに書かれている名言の一部を抜粋します。

"タバコを吸いたいと思うのは、幻想と洗脳である"

そもそも人がタバコを吸いたいと感じるのは、社会による洗脳によるものです。
日本人の多くは、タバコに対するイメージとして「クール」「大人っぽい」「麻薬よりは安全」といった、ポジティブな印象を少なからず抱いています。
これは、幼いころから広告やメディアによって刷り込まれた偽の情報に過ぎません。

"タバコを吸っているときは吸わないですむことを望み、吸っていないときは無性に吸いたくなるとは、いったいこれで嗜好品と呼べるのでしょうか?"

タバコは嗜好品(しこうひん)ではありません。
お酒やコーヒーには、カフェインによる『覚醒効果』や、アルコールによる『酔いの効果』があり、これらによって実際に気分が良くなるわけですから、嗜好品と呼んで何ら差し支えありません。
しかし、タバコには何の効果もありません。タバコを吸うと気持ちよくなると感じるのは、あくまで禁断症状が緩和しているだけであり、実際に気持ち良くなっているわけではないのです。

"もし吸い始める前にも戻れるとしたら、やっぱりまた煙草を吸いますか?答えはどんなによく吸う人でも「NO」です。あなたの子供さんにもタバコを吸うことを勧めますか?答えは「まさか」です"

多くの喫煙者が上記と同じ回答をするかと思います。
頭では「喫煙には何の得もない」という事は十分にわかっているハズなのです。

禁煙セラピーで本当に禁煙できるのか?

禁煙セラピーは高い禁煙成功率を誇っています。

禁煙セラピーの成功率は非常に高く、世界中の研究者および第三者機関・メディカル雑誌などで行われた調査によると、1年後の成功率は75.8%であると言われています。
実際に、1年間の平均的な禁煙成功率は6%程度である事と比較すると、禁煙セラピーの効果の高さが窺えます。

禁煙セラピーが全く効果のない人

中には禁煙セラピーを読んでも、あまり効果が期待できない人もいます。それは『禁煙する意思の無い人』です。
禁煙セラピーは、極端な言い方をすれば、喫煙を徹底して否定する考え方に、読者を洗脳する禁煙方法です。
いくら禁煙セラピーにもっともな事が書いてあっても、禁煙する意思が薄く、最初から疑ってかかる人を洗脳するのは不可能です。

つまり、自主的に本を手に取り、素直に内容を飲み込める人にしか効果は発揮されず、他人から禁煙セラピーを押し付けられても、イマイチ入り込めない事がほとんどでしょう。
「自分はあまり素直じゃないかも…」という人には不向きです。

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