病気のリスク -肺がん、肺気腫、心臓病など-

タバコを吸う事=寿命を縮める事

タバコの害:病気イメージ

タバコによって引き起こされる病気にはどんなものがある?

タバコは健康面において、まさしく『百害あって一利なし』であり、命に関わる重篤な病気を引き起こします。 タバコを吸い続ける事は、寿命を縮める事と直接的に結びついているのです。 喫煙によって引き起こされる主な病気として、以下が挙げられます。

  • がん
  • COPD(肺気腫・慢性気管支炎)
  • 心臓病(心筋梗塞・狭心症)
  • 動脈硬化
  • 歯周病

これらのタバコによって引き起こされる病気の事を『タバコ病』と言います。
喫煙をする事が、これらタバコ病の発症にどのように関係しているのかを紹介します。

なぜ『タバコ病』になるのか?タバコと病気の関係

がん(肺がん・喉頭がん・etc…)

タバコにはおびただしい種類の有害物質が含まれており、その中には『発がん性物質』も多く含まれています。
発がん性物質とは、正常な細胞をがんに変化させる性質を持つ物質の事で、タバコや食べ物から摂取する事で、がんの発症リスクを高めます。
タバコによって引き起こされるがんとして、以下が挙げられます。

  • がん
  • COPD(肺気腫・慢性気管支炎)
  • 心臓病(心筋梗塞・狭心症)
  • 動脈硬化
  • 歯周病

タバコが引き起こすがんと聞いて、まず最初に『肺がん』を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?
がんの種類の中でも、肺がんの発症リスクは特に喫煙と深く関係しており、日本における研究では、肺がんによる死亡者のうち、男性で70%、女性では20%の人が原因は喫煙にあったと考えられています。

喫煙者が肺がんにかかるリスクを測る一つの指標として『ブリンクマン指数』と呼ばれるものがあり、一日に吸うタバコの本数×喫煙年数で算出できます。

ブリンクマン指数が400を超えると、肺がんのリスクが非喫煙者と比較して約5倍高いとされています。

肺がん以上に、発症リスクと喫煙との結びつきが強いのが『喉頭がん』です。
非喫煙者と比べた喉頭がんの死亡リスクは30倍であると言われており、実際に喉頭がん患者の喫煙率は97.3%であるといわれています。(出典:福岡県済生会福岡総合病院がん診療喉頭がん)

COPD(肺気腫・慢性気管支炎)

COPDとは、肺気腫や慢性気管支炎の総称です。
正常な呼吸が困難になり、息切れの症状が顕著に見られます。

COPDの発症には、喫煙が深く関わっていると考えられており、COPDの患者さんの約90%が喫煙者という報告があります。

タバコの煙に含まれている化学物質は、肺や呼吸器官を傷つけていき、炎症を起こさせてしまいます。
炎症が起きると、気道が細くなって空気の流れが停滞してしまい、スムーズに呼吸が行えなくなってしまうのです。

肺は、タバコによってボロボロになってしまうと元の状態に戻すのは困難で、禁煙したとしても元のキレイな肺に戻すまでには3年かかると言われています。

心臓病(心筋梗塞・狭心症)

心筋梗塞や狭心症といった心臓病の発症は、タバコが『動脈硬化』を引き起こす作用に関係しています。

タバコに含まれているニコチンには、血管を収縮する作用があります。
血管が収縮する事で血圧が上昇し、その高血圧に耐えるために、血管は内側の壁を厚くしていきます。
内側の壁が厚くなることで、血管自体が狭くなってしまい、血流が滞ったり老廃物が溜まりやすくなったりした状態を動脈硬化と言います。

動脈硬化によって、慢性的に胸の痛みや動機などの発作を生じるようになる状態は狭心症と呼ばれます。

また、動脈硬化によって血栓(血が固まったもの)が血管に詰まって血流が止まってしまう危篤な症状が心筋梗塞であり、命の危険が大きいです。

歯周病

タバコが歯周病を引き起こす原因はタール(ヤニ)とニコチンにあります。
タールは歯の裏にこびり付き、歯を黄色くします。

タールがこびり付いた歯は、歯石や歯垢(プラーク)も付着しやすくなる為、歯周病や虫歯を起こしやすい口内環境になってしまうのです。

ニコチンは、血管を収縮する作用によって血流を滞らせます。
血流が滞る事によって、口内の唾液の減少と、歯肉への栄養の供給不足が発生します。
唾液が減ると、歯の再石灰化(歯の自然治癒)が滞る事で歯の劣化に繋がり、歯肉への栄養が不足するとで歯槽膿漏が起こりやすくなります。 また、血流が滞る事で歯周病を発症しても、症状としての出血が起こりにくい為、発見が遅れて症状が悪化するケースも多いようです。

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